ツレがDucati 848 EVOに乗り換えた話 その5
2019/02/03
納車日の和歌山試走でハイモタツーリングの2倍以上のダメージを食らう。
暑さと前傾ポジションによる手首及び股関節へのダメージなどなど・・・。
ここ数日は仕事にならなかった。3日経った今、冷静に問題及び改善点を抽出。
1.ハンドルポジション
コンパクトに見えて意外と大柄なポジション(ハンドル位置が遠め)。
CBR純正と比較しハンドル垂れ角と位置が低く、さらにケツ上がりが腕への荷重を増大させることより、手首の負担が非常に大きい。←ホント手首いわしそうになったw
本来であればニーグリップしながらバランスを保たなければいけないのだが、1098系はリアバンクとエキパイからくる熱気が尋常ではなく夏場のニーグリップは困難。膝をパタパタしないとやってられん。
まぁ腹筋も弱い&腹出てるのでさらに前(腕)荷重になってるのだが。
解決策は手っ取り早くハンドルクランプの交換によるハンドル角度の変更となる。
楽になる順番に並べてみた。
1 AELLA < 2 MotoCRAZY < 3 CORSA < 4 DUCATI箕面?
1.AELLAアルミハンドル/5’商品コード: AE-27019 49,680
(画像クリックで詳細)
AELLAアエラ/アルミハンドル /5° 1098
垂れ角5°のまま5mm手前にオフセット
変化小で効果薄い?(ハンドルバー付き)
2.MotoCRAZYハンドルクランプ商品番号:HCD-02WT 25,200
垂れ角5°→2°(ポジション3mm手前、バーエンド部で13mmUP)
(画像クリックで詳細)
MotoCrazyモトクレイジー/ハンドルクランプ 1198/848(09-)、1098(07-)
コスパはいいのだが角度上りが緩め(他ユーザーのインプレは上々)
8/26現在販売終了で流通在庫のみ
3.CORSA(DUCATI HIMEJI)CORSA Handle Cramp Polishタイプ cor211p ¥29,400
垂れ角5°→0°※アルミ削りだし、垂角は0°に設定。 コンパクトでイージーなポジションを実現します。
CBR1000RR(SC57)ハリケーン製で経験済み
運転姿勢が楽になり手首へのダメージはロングツーリングでも峠も問題ナシ
4.DUCATI箕面(MOTO VITA)1098系楽々ハンドル¥?
トップブリッジ上にハンドルオフセット
ポジションは超絶楽になりそうだが、もはやSBKではなくなるw
というわけで3.CORSAが合っているのではと思う。
あとは、ハンドルバー付きかハンドルクランプのみかだな。
エムジェイ:↓↓ こんな安いのも?! ちょっと安すぎで躊躇しますね。
2.ハンドリング
初日のインプレで
「カーブを低速で曲がろうとするとパタっと倒れるように曲がってヒヤッとさせられた。」←これ
ドカ特有の曲がり方らしいので慣れるしかない。またその特性を利用してコーナー奥で急旋回する!みたいなことが出来たらいいのだが今は全くの未知の領域。
よく考えたらFフォークの突出しが大きいんじゃないかと疑問に思い、ネットで突出し調整について調べた結果、突出しを戻して改善した事例を発見。
インプレとして、パタッと寝るのが怖いので突出し量を1段(1溝)上げると、パタッと寝るのが緩和されコーナー中にアクセル開け開けで立ち上がれるとのこと。←ええやんか
この辺はCBRをほぼ吊るしの状態で乗ってたのでやったことはないが、普通に考えてキャスターが寝る方向になり直進安定性が向上、そしてクイックな旋回がおとなしくなると考察できる。
しかも!フロント高さが少しアップしケツ上がりが軽減、前荷重が減るので一石二鳥かもしれない。
3.不具合
1.ディスク縦ぶれ
本件、ハイモタでも悩まされたが使っていくうちにディスクが縦(後ろ)にずれる現象。
信号で停止直前の極低速時に軽くブレーキを当てるとディスク一周毎に効く抜けるを繰り返しヘコヘコ減速する現象でブレーキレバーにはキックバックがないのが特徴。
セミフォローティングディスクの特性なのかディスクがズレてもフローティングピンがカシメ固定なのでずれたままの状態で発生する。
これに関しては、クレーム対象外という見解なので、こんなもんと諦めるしかない。
みんなどうしてるんやろう?気づかない?我慢?妥協?
2.ディスクの歪み?
縦ぶれ以外にもう一つ気になる要素が。
ブレーキをかけていないのに1週ごとにパッドに擦れてブォォンって引きずる音が鳴る。これはさすがにディスクが歪んでいると思われる。
60km/h以上の速度でブレーキングすると若干の微振動を感じた。
これはクレームなのかな?ドカ寺は受け入れてくれるのか?
この現象とは異なるがCBRでメタリカのパッドを入れてガンガンに熱を入れたらディスクが歪んでカーブを曲がりきれずに死にかけたことがあるw
原因はパッドの攻撃性が高かったこと、そしてSC57になってからディスク径がφ320→φ330にアップし厚みが5.0mm→4.5mmと肉薄化したことが原因と推定された。
販売店には日本初クレームですと揶揄され、対策としてHRC φ320フルフローティングディスクにクレーム交換した経緯がある。
フローティングピンに遊び?があり、ガチャガチャなるのが特徴、なので熱膨張の影響が少なくパッドにディスクが追従するので制動力共に安定感が増した経緯がある。
ここではっきりさせたい私の乗り方なんだが、使用用途はちょろっと峠とツーリング使いなので、超絶ハードブレーキングが売りで乗ってる輩ではないw
ただ体重が重すぎるので必然的にブレーキシステムへの負荷が大きく、たまたまエラーが検出されやすいだけだと認識している。
ディスクエラーに関しての解決策は、CBRでの経験済みのフルフローティングディスクへの換装、これ一択なんでしょうね。
・SUPER SPORTフローティングディスク
(画像クリックで詳細)
(画像クリックで詳細)
Bremboブレンボ:[Super Sport] フローティングディスク 左右セット58,255円
ディスク径:Φ320t=5.5mm
「このフローティング・ディスクは、ストリートやサーキットで最大限の性能レベルを提供するべく特別に開発された製品です。
ソリッドメタルから削り出されたインナーベルとアウターローターが組み合わされ、綿密なFEM解析を行って製造されます。
ディスクローターの制動面にはドリルドホールが配列されており、ブレーキング時の制動力とコントロール性を最大にするのと同時に、回転モーメントを減少させ、結果として車両のハンドリングを向上させるのが特徴です。
10箇所のフランジ部をジュラルミン製のフローティング・ブッシュにより結合されており、レースでの使用にも十分耐えうる製品です。」
ドカ寺でクレームを受け付けてもらっても同じディスクじゃ再発するのでBremboへの交換しかないと思う。
エムジェイ談:ワタクシの個人的見解を述べておきますと、ローターの振れが走行に危険を及ぼす範囲に及んでいるならば文句を言うべきと考えます。曲がりなりにもサーキット走行前提に作られているバイクなんだからそこで満足にパフォーマンスを発揮できない状態なんだとしたらそれは不良であると思います。(売買契約が「現状渡し」とかなら話は別ですが認定中古車ではなくても正規ディーラーで売られる商品でそれは無いでしょうという前提)
どれぐらい振れてると不良と言って良いのかしらんけど。
しかしながら「ノーマルは自分の乗り方に合わんのでノーマルではなくアフターのコレにして」と言うならばそれはカスタムの範疇に入っているので求たとしても「販売店が考える、まっとうな中古車としての状態」にして貰う迄ではないかと思うわけなんです。
CBRでの例は長い付き合いと営業の趣味と合ってたって下地があるので付き合い半年のディーラーに同じ対応は求るのは難しいんじゃないかなーっと。
3.テールレンズ割れ
納車日和歌山へ行ってから2日ほど通勤で使用。
ステップのペダル位置変更の為、調整しているとテールレンズの割れを発見。
割れて欠落ではなくクラック、水が染み込むほどでもなくレンズ下方に位置している為、見た目は気が付きにくいと考える。車検も通るかも
この3日間、跨る時や駐車時にぶつけた記憶もなく、レンズ下方左右にサイレンサーがあるのでピンポイントに突起物などで当たりにいかないと付かないので自分がやらかしたわけではない。
さてドカ寺、どういう対応をしてくれるのか?
4.灯火関連
ヘッドライト
予想通り暗い。
H11という球でプロジェクター、ハロゲンの色が付いているので辛うじて見える程度。
HIDへの換装が必要。
ポジションランプ
光量はどうでもいいが色は白に替えたいところ。
H6Wという特殊な形状で、昔でいうウインカー類に使っていたピンつきの回してロックするタイプ。
LEDに換装かな
ライト関係は上記の機構的問題が解消された後に着手しようと思う。
中古特有の問題ならびに改善事項、やっぱ乗換えたらいろいろ問題が出てきます。
2011年モデルでメーカー保証はとっくに無い。
本件の対応如何では今後の事を考えないといけないんだろうな。