クラッチマスターシリンダーのプチオーバーホール@748
2019/10/30
前回、調査~発注をレポートした部品が唐突に届きました。
3月2日に注文をかけて届いたのが4月1日なのでお取り寄せだった事を考慮すると及第点でしょう。
出荷案内の類は一切ありませんでしたが支払が謎で届かないかもとビビってたぐらいなのでちゃんと来ただけでハッピー。
ちなみに間違って支払ったPaypalもちゃんと返金されております。
1.分解~洗浄
では早速サイズ合わせ~インストールしてみます。
今回は調達できる細かい部品類を同時に交換します。
クラッチレバー~マスターシリンダーAssyハンドルから取り外し、なるべく細かくバラして洗浄します。
ダストブーツはどうやってハマってるのか解りませんでしたがピックツールで優しくすくい上げてやるとするっと外れました。
特にバネで押さえられたりとかされず、ハマってるだけでした。
外したブーツは全方向にわたってボロボロ。とりあえず今回調達した部品とサイズを合わせてみます。
横からの見た目、高さが若干違うように見えますが、古いのは破れがあるので本来の高さでは無いと思う事にします。
直径はおよそ20mm
ダストブーツの奥からはピストンとスプリングが現れました。本当のオーバーホールなら交換するんでしょうけど今回は見つからなかったので引き続き使います。
マスターシリンダーに繋がるジョイントとニップルはプライヤーで引っこ抜きました。
これ以上はバラせないので引き続き使う部品を洗浄。
2.組み付け
継続して使う部品がキレイになったので部品を組んで行きます。
少しフルードで濡らしてニュルっと挿入します。アッー!ニップルは難なく収まりました。
ホースは純正のよりゴツい。もうちょっと長くても良かったかも…
おっと、長さと穴の大きさが違う…合うのか?!
計ってみるとミニモト製のネジ山部方が2mm程長いです。
軽く締めてみたら…
ネジ山部はキレイに収まり、ホースとワッシャ―2枚がつながる部分の寸法はほぼ同じなので大丈夫…と思います。
車体への取り付けとフルード注入~エア抜きは省略(まだやってないw)
3.今回使った部品
あとがき
需要があるかわからない…っていうか殆ど無いですよね。前にも書きましたが今どきラジアルマスター等に換えちゃう方がいろいろ楽だし普通ですもんね。ラジアルマスターの情報を探して来た人にはごめんなさい。
しかし、自分の場合ブレーキならまだしもクラッチポンプをラジアルに換える積極的な理由が無かったのとちょっと冒険してみたかったので今回のような奇行に及んでしまった次第です。コスト的には5,000円かからずリフレッシュ出来てついでにマスターの構造も勉強出来たので全然オッケーって感じです。
お譲りした方からのレポート
余分に買っていたこのブーツをお譲りした方からレポートをいただきました。
しまざきさんより
2003年式、Monster S4 だそうです。
ですもさんより
【車種】(多分)2001年式 996SPS
【経緯】クラッチフルードの漏れで気付きました。貴ブログを参考に、マスターを分解清掃したところ、幸いに漏れが止まったので、破れたダストブーツを交換して継続使用することにしました。
【写真】マスターの分解清掃は終わってましたので、バイクに付いた状態でレバーだけ外して作業しました。
マスターを買い換えるのに比べると、大いに節約できましたし、何と言ってもバイクに対する愛着が増したように思います。どうもありがとうございました。
お二方、情報をありがとうございました!