ヤマハ親子バイク教室に行ってみた
2019/10/30
ヤマハ親子バイク教室というのに参加してきました。
親子バイク教室 - バイク,スクーター | ヤマハ発動機株式会社
めっちゃ人気のスクールで、予約開始即定員に達する事を知っていたので忘れないように心掛けてたんですがやっぱり忘れちゃってサイトを見に行ったらもう締め切られてました。
やむをえずキャンセル待ちに並ぶ事にしました(3月29日)が結局キャンセルは出ず(4月19日)。
後日、追加開催のお知らせが届いた(4月20日)ので受け付け開始時間と同時に申込み(4月24日)。
この時点でもおそらく抽選か何かでとりあえず受付してもらったのみ。
行ければラッキーと思っておりましたら翌日予約完了のお知らせが来ていました。
ってのに気づいたのが直前の6月9日。
リマインドっぽいメールが届いたので、あれ?当選してたのかなと過去メールを探ってみて当たってたんだと気付いた次第です。
ちなみに2年程まえに一度湘南ベルマーレ主催の子供バイク教室(講師はなんと辻本聡さん!)で乗車経験はあり。
この時は比較的上手く乗れるようになっていましたが直後は「怖かったのでもう乗りたくない」と言っておりました。
辻本聡さん直々の指導を頂いておきながらなんと罰当たりな!
ですが、今回行ってみるか?と聞いたら「行きたい!」と即答しましたのでちょっと遠いけど行ってみる事にしたという次第です。
さて当日。
会場は静岡県磐田市、にあるヤマハ本社の巨大駐車場。
小生が住んでいるのは東京の西のはずれ。高速を使って約3時間程の道のりになる為、朝5時に起床して出発しました。
ヤマハ本社?
高速代が片道4,000円ぐらいなのでバイクスクールにガス代とかも入れると1万5千円かいとETCの料金表示を見て気づきましたorz。
親子…ではありますが今回の主役は「子」。
子の参加資格は
・小学生以上
・補助輪無しの自転車に乗れる事
となっており、ウチの子は楽々クリアです。
リマインドメールに地図も添付してくれていたので迷うことなく会場へたどり着きました。
受付開始は8:45、5,000円をお支払します。安い!
上半身・肘・膝プロテクター及びゴーグルを借り受け、いざ装着。グローブはYAMAHA印の青い軍手。これは貰えるみたい。
スクールは9時開始なのでそれまでに各自、プロテクターを装着し、サイズの合うヘルメットを借ります。
FOX フォックス RAPTOR PROFRAME LC PROTECTOR 2016モデル 子供用プロテクター 上半身 ブラック 子供用 ワ...
ヘルメットはHJCのでした。本格的なオフ用メットなのでこの時点で子供らはウキウキ。
1時間目 … バイクを安全に運用する為の基礎知識、スロットルの勘所を身に着ける
最初に、座学的に紙芝居を使った安全運転教育。
このスクール、バイク教室と銘打ってはいますが安全に自転車を運行する為の教育というのが入口のようです。
こんな場面でどうするか、とかどんな危険があるかを子供たちはインストラクターさんと対話しながら学んでいきます。
しかしこれは10分程度。
やっぱりメインはバイクに乗る事ですよね。
マシンはもちろんヤマハのPW50。メイト系のエンジン・駆動系を流用しているっぽく、2スト・シャフトドライブ。税別15万。安い!
さて実技講習。
バイクに跨る、降車するときの後方確認という我々も教習所で最初に習う事と同じところから始まり、スロットル・ブレーキの働き・扱い方を実際にバイクを使って学びました。
特に、ブレーキは必ず4本指で扱う事を最初に注意されます。
OK握り等で制動時にスロットルを開けたままになってしまう事を防ぐらしいです。なるほど。
それから、スタンドを立てて後輪を浮かした状態でスロットルをゆっくり空け、パーシャルを保つ練習。
この動作は初めての子もですが2回目のウチの子でもなかなか直ぐには上手く出来ません。
ある程度出来るようになったら少しだけ走って止まる練習。
保護者がバイクの前(フロントフォーク上部あたり)を抑えながら数歩進んで止まるという練習。
この時点ではステップに足をのせず、ストライダーのように地面を蹴り蹴りでOK。
25mを数往復。Uターンは保護者がやってあげます。
実はウチの子、この時点で「やっぱり来たくなかった」とゴネだしました。
基礎練習が退屈でつまらなかったのでしょう。
かくいう小生も「基礎練習も大事か知らんけど自由にさせた方が楽しみながらすぐ上達するんちゃうん子供やねんから」と思ってました。
1時間程して10分休憩。なかなか、学校並にタイトスケジュールです。トイレと水分補給であっという間に2時間目突入。
2時間目 … ある程度の距離をひとりで走る練習
直線コースの先に居る保護者の合図に従い、走っては停まるを繰り返し練習。
最初はスタート→直線を走りきって保護者のところまで来たら停まります。
もうストライダー乗りや足が地面に設置すると危ないのでステップに足を載せるように指導されます。
たぶんですが見えない(視界に入らない)ステップに足を載せるのが怖いのか、まだまだスマートにステップを踏めない&踏めても良い位置でステップを踏めない子が多いです。
フィニッシュ地点でオーバーランしないように保護者が受け止めてやるんですが、スピードは出ていないものの突っ込んでくるバイクの前に立つのはなかなか怖い人もいるかもしれませんね。
途中から合図に合わせてストップ&ゴー。
このあたりでみんな躊躇なくアクセルを開けられるようになるみたい。
ニーグリップも一応言われるんですがどうしても足が開き気味になってしまう子はフラフラしてしまいます。
3時間目
インストラクターさんに付いてパイロンをオーバル状に周回する練習。
80ccぐらいの少し大柄なインストラクターさんのバイクに連なる子供たちはカルガモの親子みたいです。
途中からパイロンの位置を変えて一部スラローム状のコース配置。
まだアクセルとブレーキを丁度良く使えない子が居るので車間が空きすぎたり詰まったりしがち。
この辺ではつっかえてもうまくペースを調節出来る子と、突っ込みそうになったりスタートが遅れたり足を付いちゃう子の差が目立ってきます。
ウチの子は割と(ひいき目なしにw)上手く操れてた方なんですが前の子がギクシャクしててその子にペースを合わせなければいけなかたので多少イラッとしたりw
しかし後半、インストラクターさんが状況を察知して車順をリバースしてくれたおかげでインストラクターさんの直後という特等席を気持ちよく走れた模様。
なかなかサマになってきてます。
ひととおりのカリキュラムも終わって最後の降車時、一列になった子供たちがほぼ同時にさっきまでは出来てなかった後方確認をちゃんとして降車する様子が可愛くもあり短時間の成長が見られて微笑ましかったです。
スクールが終わってのウチの子の第一声「楽しかった!」そして間髪入れず「また来たいー!」とも。
遠いところを来た甲斐があるってもんです。まだ終わりの挨拶も済んでないというのにww
最後に、受講修了証としてカードを頂きました。まるでクレジットカードのようにプラスチックで出来た立派なものです。
今回、上手に出来ていたので次はクラスアップして「サーキットチャレンジ」に進んで良いとお墨付きを頂きました。
正しくブレーキを扱えなかったりするともう1回トライコースを受けてくださいということになるらしいです。
あと、アンケート的に子どもから先生にお手紙を出す事でYAMAHAロゴ入り青のロンTがもらえました。
PrintstarのHeavyWeightでなかなかしっかりしたモノです。大人用は無いそうなorz。
総評
カリキュラムの頭の方はなかなか実践に進まずかったるいなぁと思ったりもしましたが、スクール終盤の習熟度を見るとあれぐらい基礎をみっちり教えられる事はやっぱり意味があるんだなあと思わされました。
3時間という短い時間の中でかなりタイト・ハイペースでしたがひとりも落ちこぼれたり泣いちゃったりする子もおりませんでした。
インストラクターさんは子供目線で優しくありながらも危険に直結するような場面では厳しめの指導もあったりと、流石。
あとで知ったんですがインストラクターの伊集院忍さんは元全日本のモトクロスライダーなのだそうな。オレもご指南賜りたいぜッ!
なお後日、事務局さんから参加のお礼メールがあり、当日の写真をダウンロードできるURLをお知らせ頂きました。
写真は販売というところも多いのに至れり尽くせりですね。
おまけ
帰り道、偶然ブラジル人向けスーパーを見つけたので寄り道。
妻が昔ブラジルに居た事があってむこうの食材等に目が無いのです。
群馬のどこかもそうなんですが自動車メーカーや工場の近くにはブラジルの食堂やこういったお店がよくあります。
エンポーリオブラジル
ブリガデイロ 練乳を丸めたお菓子。想像するほど激甘ではありません。
口の中で転がして溶かしながら味を楽しむと吉です。
豆各種。ウチではフェイジョアーダ用の黒豆を買います