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クラッチ貼り付き&レリーズトラブル@748

ドゥカティ東京-DUCATI TOKYO

東京西部・多摩方面でDucati748をいじったり乗ったりしてます。

クラッチ貼り付き&レリーズトラブル@748

2018/11/14

先日、久しぶりに748ちゃんと出かけようとしましたところ、ギアを入れた瞬間にガコッとストール。

メーターを交換して初めての走りだしだったのでサイドスタンド~ニュートラルまわりの配線を間違えたのかもと一瞬焦りました。

しかし、クラッチを切った時の音がいつもと違うような気がするのでコレはどうやらサビによる貼り付きだなと予想してカバーを開けてみたらやっぱりサビだらけでした。

この状態でクラッチレバーを引いてもディスクが離れているように見えません。

チクショー!折角早起きしたのに(´Д⊂ヽ。最近の梅雨が根本的な原因ではありますが、古くなって水が滲みるようになってしまっているバイクカバーを買い替えられない小生の甲斐性が無い為とも言えます。ゴメンよ748…。来月カバー買ったるからなぁ!

気を取り直し、前後スタンドアップして作業開始。

クラッチ周りを自分でバラすのは実はコレが初めてであります。

【1】プレッシャープレートを外す

スプリングを締め上げているボルトを6本緩め、プレッシャープレートを外します。

クラッチプッシュロッドが引っ付いてきましたが簡単に抜けそうな感じはしないのでこのままにしておきます。

↓拡大でわかりにくいですが抜けなかったクラッチプッシュロッドとプレッシャープレート(裏側)。ベアリングの型番が見えます。

倒したり踏んづけたりしないようにせねば…。

【2】ディスクの取り出し

ディスクの裏表と順番が肝心みたいなので判らなくならないように印を付けつつ取り出しましょうね〜。

細い針金やマグネットピックアップツールを使うと良いみたいです

ガッツリ貼り付いていたのは外側3枚だけでした。セットで出てきました。少しショックを与えてやると簡単に剥がれました。

プレートには一箇所、外周に切り欠きが設けてあるので最初は周方向組付け向きの印と思いましたがどうやら熱膨張時の逃げらしいので裏表だけ気をつければ良いみたいです。

全部で14枚出てきました。

【クリーニング】

ドリブンディスクの磨耗材を必要以上に削らないように注意しつつワイヤーブラシでサビを取り除きます。
幸いサビは強固でもないので作業はサクサク進みました。
スプリングのサビとリテーナーの汚れも同じくワイヤーブラシで除去。
最後にパーツクリーナーで汚れを落とし、ハウジング達に付着したダストはエアで飛ばしてやります。
本当はバスケットも外してサビを取りたいところではありますが、センターロックナットを外す工具を持っていない為今日は諦めます

【3】組み戻し

ディスクの表裏に注意ですが外したまま戻したので間違えてないはず…。
プッシュロッドの古いグリスを一旦拭きとって適当なグリスを塗りたくっていざ挿入。
プレッシャープレートは組み付け位置が決まっているので印を合わせます。
6本のボルトはスプリングを縮めながらねじ山のカジリに気をつけます。締付けトルクは6N。ネジロック剤はそれに見合ったものを。

回復…?

コレでバッチリなはずなのでエンジン始動の前にレバーを握りこんでみたところ何故か固くてレバーが1/4ぐらいしか握れません。

何かが間違ってるかレリーズを壊してしまったのでしょうか。
面倒くさいけどついでなのでフルード交換。

エア抜きの時はレバーが握れます。

もう1回クラッチディスクを外し、プッシュロッドを単体でレリーズに優しく押し込んでレバーを握ってみたらなんとなく感触が変わったのでクラッチディスク組み戻し→レリーズ取付とやってみましたらバッチリ治りました。

最初、レリーズが付いたままシャフトを組み戻したのが悪かったのでしょうか…。

とりあえず正常になったので良しとしておきます。

ついでにレリーズ取り付け面をキレイにしたり、Fスプロケ周りに溜まったヘドロを取り除いたりしてやりました。

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