ツレがHypermotard821を買った話。その8
2018/11/14
その7はコチラ
超マニアックなテルミサイレンサーについての考察とリベット打ち直しによるマフラー修理
この度購入したHypermotard 821に装着済みの
Termignoni フルエキ チタンマフラー(Complete racing exhaust unit)+ UPMAP + LEDウインカー DucatiPerformance製(33万円)
リベットをよく観察してると、一周で2種類のリベットを使用していることが解る。
いやいや、よく観察してもわからんてw
素人には最早お前は何を言っているんだレベル。
ですが実は彼はそこについてのプロなのであります。
プロの視点から言わせてもらうと、同一断面への締結において2種のリベットを用いていることが理解できない。
かしめ板厚が異なる場合は考えられなくもないが、2種類のリベットボディは材質及び工法が異なる。(冷間圧造とプレス)
だとすれば、その辺にあったリベットを適当に打ったのか?それにしては若干締結箇所に規則性があるような気もするが。
でもここはフランジ外周の角が立っていないヘッダータイプに統一したほうが見栄えが良いような気がするのだが・・・。
強度及び性能面での問題は無いし、一般ユーザーでは違いが解らないのでどうということはないのだがw
ちなみに『どうということはない』が彼の口癖です。
リベットの種類が違うのは想像ですが『付けばよかろうなのだァァァァッ(byテルミの職人』て事なんではないかと。
ところでバンドのロゴがさりげなくカッチョいい!
こういう仕事をサラっとやってのけるイタリアンにシビれるあこがれる。
マフラーの修理
ツレからマフラー修理の依頼が舞い込んできた。
知人が転倒しでてマフラーを損傷、自力で直すべく努力はされたようだがリベットの入手が不可能だったらしく、それを聞いたツレがリベットに詳しいヤツがおるでってことで私に電話してきたようだ(-_-;
依頼内容は、損傷個所をバイクの内側へと入れ替えてのリベッティング。
マフラーメーカーは失念したがもともと付いていたリベットはアルミ。
現状としてチタンとアルミを組み合わせてるメーカーさんは多い。
しかしこの組み合わせは電位差が大きく電蝕が懸念されるので、チタンかSUS製リベットを推奨したいのだが…。
というわけで現物を確認すると損傷した箇所の穴が長穴に変形している。
このまま標準タイプリベットで締結するとエラーが起こるのでSUS製の広範囲締結用の特注タイプをチョイス。
マフラーの修理屋ではないので施工スキルは低いがご本人さんにはとても喜んで頂けました。