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前田淳さんとの想ひ出。

ドゥカティ東京-DUCATI TOKYO

東京西部・多摩方面でDucati748をいじったり乗ったりしてます。

前田淳さんとの想ひ出。

2018/11/14

2002年の12月、故・前田淳(通称 マエジュン)さんのお店、エイミングスポーツ主催の走行会に参加した時の想い出。

前田さんの命日である本日、アップします…。


2002.12.18

ウッヒョーーーーーッ!

TI走行会で転んじゃいました。

この日は30分x4ヒートのスケジュール。
最初2ヒートは順調にこなし、3ヒート目はこの走行会の名物である前田淳さんによる「タンデムコースター」をお願いしました。

最初、ナメてましたね。

前田さん 「3周ぐらいにしとこか~」聞かれ、こんな機会滅多に無いねんからと欲張ったオレは…

オレ 「んにゃ、5ラップでお願いしまっす!」

前田さん 「でも、自分の走る時間はエエのか~?」もう走るつもりは無かったんですが…

オレ 「んーぢゃぁ、3ラップでお願いしときまっす!」…というわけでYZF-R6に跨がります。

マフラーの都合で右ステップが無い仕様でしたが太股グリップで行けるやろ、とこの時は思ってました。

「ゆっくりコースか速いコースどっちにする?」とも聞かれたのでためらわず

「モチロン速いコースで!」このあとどうなるかも知らずに…。

実際に走り出すと、とにかく掴まるのに必死でどんな走りしてはるのか見るのもままならず、2ラップ目には「まだ終わらんのか~(:_;)」と半泣き。

止めときゃ良かった~(泣)

辛うじて、デジタルメーターが200Kmをオーバーしたのをチラと見た事は憶えてるけど、ライン取りとか見るヒマは全く無し!

最初、左手をタンクに、右手はテールを掴んでましたが最後には減速時、両腕でタンクを支えて加速時は前田さんのお腹を掴むというマヌケなスタイルでした。

さらにタンデムシートからずり落ちて前シートに前田さんと2人で座っている状態…トホホ~。

ヘトヘトになって自分のピットに帰り、「今日はもうエエわ」と座り込んでました。

3ラップの異次元体験は自分で運転するよりずっと疲れた~。

全身に力入らんし、明日はコレで筋肉痛かも。

こんな時走るとろくな事ないしな~、とこのヒートは捨ててたのですが…やっぱりみんな楽しそうに走ってるし、今年最後やからちょいと流してこ!と。

その結果が以下の有様…。

ピットアウトして2つ目ぐらいのコーナーで見事に「つるん」と。

タイヤが暖まっていない事を知識として知ってはいたものの、うまく理解していなかったのかも。

それと、他のみんなは少なくともオレよりはずっと速くラップしているのでジャマにならないようにウォームアップせな、とかチョット焦ってましたね。

転んだ瞬間の風景は全く憶えてない。何回だったか憶えてないぐらいサンドトラップの上をごろごろごろごろ転がりました。

よくテレビで見るあの状態。この瞬間だけGPライダーの気分を味わえたかも(;_;)。

あとで一緒に行った人に言われたんですが「停まろうとして手出したりしたら骨折してたで~」だそうです。

ケガはスリップダウンの瞬間アスファルトに打ち付けた左小指の擦過傷だけ。お気に入りのクシタニグローブがおシャカに。

コレも「ナ●○イのグローブやったら指無かったで~」と。まさか!とは思うけど今回もプレート付いたようなモデルだったらこのケガも無かったかも。次はプロテクター付きにしよう♪

唯一の救いは殆ど新品のメットに傷が無かったこと!

前田さんは国際レーサーで超有名人なのにとっても気さくで感じの良い方でした。ファンになっちゃいました(^▽^)。楽しいひとときをアリガトウゴザイマシタ。アーンド、お世話になった方々にも多謝ッ!

↓↓ 転倒者回収されるの図。

放心状態であります

http://www.junmaeda.com/


【後日談】

前田さんはこの走行会から3年半程後、マン島TTレースで帰らぬ人に…。
この時のクラッシュのおかげなのかどうかわかりませんが、ボクの事を覚えてくれていてあるイベントに呼んで貰ったりなんて事もあったのでたいへんショックでした。今頃はあの世で鬼でもぶっちぎっていらっしゃるのでしょうか…。

前田淳 オフィシャルサイトがまだ残っている。・゚・(ノД`)・゚・。

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